昨夜は、東京と福岡の中小企業経営者交流会に夫婦で参加。
こういう機会に御招き頂くのも、私の先輩Sさんにご紹介頂いたご縁のおかげ。本当にありがたい。
60名程の小さな集まりだったが、福岡出身で東京で事業を成功させている60代のとある経営者の講演会と、福岡進出を狙う東京の各企業の5分程度のプレゼンテーションがメインだった。
私も久々にスーツを着て、会話のきっかけとなるような自作の個人名刺を準備して臨んだ。
60代のとある経営者の成功哲学について最も共感できたのは
「生活の中に常にイゴ(異5)を取り入れることを意識しろ」という言葉。
逆にこの習慣がない人は、激変時代に、いつまでも同質の人材を集め同じ商品に拘り同じ売り方をし、全く変われずに潰れていく、というような事をおっしゃっていた。
これが全てではないが、私個人としては全く同感であると同時に、むしろ同質で閉鎖的な空気を感じると体中がムズムズして気持ち悪くなってしまうほどだ。
我々夫婦(世代?)にとっては実に当たり前の話で無意識に実践している事だが、福岡の地場で生涯活躍している上の世代の経営者の中には、会社内でもモノカルチャーを是とし、私生活でも同じ事をやっている同志との付き合いが中心となっている人が多いような印象を受ける。(もちろん先々月お会いした大学理事長のように柔らかい人もいらっしゃるのも間違いないが。大概そういう方は海外留学などを経験して若い頃から沢山の「異」に触れている方だったりする。)
自分の知らない世界・経験していない異質なものを取り入れる際に拒否反応を起こすのは人の常。
自身の過去の成功体験に頼り、信じている価値観を崩せない、というのも。
「実績」以外は頼れない、というのもナチュラルな感情であろう。
私自身も、東京から福岡の移住に関しては実行するまで3年間位気持ちの整理などが必要だったし、実際にやってみるまでは、見えない事も多く不安だらけだった。直前にはマレーシアの友人を訪ね、田舎街に連れて行ってもらい現地の原住民大家族と時を過ごし、色々な意味で「異」に対する免疫力を強化しようとしたりもした。(それくらい、自分にとっては準備の必要な大きな変化だったのだと思う。)
がしかし。異を取り入れる事が自分をまた一回り成長させてくれる・変化に前向きに対応しながら自分のアイデンティティをしっかり持って日々を生きていく事で新たな自信に繋がる、というのを実感しているここ最近。昨夜の講演者の話はシンプルだが実に心に響く内容だった。
「頑なに1つの信念を貫く」事の重要さは上の世代の方々から常日頃学ばせて頂く事が多いが、
60代、70代の人物にたまにこうしてDiversityの重要性を説かれると、妙に「負けてられん」という対抗心が出てきてしまう。
彼らより若い頃から「異」に触れまくっている我々の世代は、「異」を取り入れる柔軟さが時代を生き抜く鍵になるという事を、証明していかなければいけない。伝えなければいけない人に対して。
旦那さんは早速、同じ土俵で柔軟さを勝負するに絶好の相手と交流会の場で出会っていた。旦那さんの父がサラリーマン時代に同じ会社でライバルだった唯一無二の戦友、その息子さんだそうだ。ライバルが同業会のナレッジを持ってそれぞれ独立。そして今その事業継承に励む息子達が、遂に顔を合わせた。
「お待ちしていましたよ。」という言葉で始まるなんとも言えぬ濃いcommunication。
世代を跨いで受け継がれる競争心。
私は当事者ではないが、ドラマチックな人間模様を見せて頂いているなぁと思う。
さてどちらの「異」が時代を生き抜くのか。私まで燃えてくる。面白くなってきたな~。
こういう機会に御招き頂くのも、私の先輩Sさんにご紹介頂いたご縁のおかげ。本当にありがたい。
60名程の小さな集まりだったが、福岡出身で東京で事業を成功させている60代のとある経営者の講演会と、福岡進出を狙う東京の各企業の5分程度のプレゼンテーションがメインだった。
私も久々にスーツを着て、会話のきっかけとなるような自作の個人名刺を準備して臨んだ。
60代のとある経営者の成功哲学について最も共感できたのは
「生活の中に常にイゴ(異5)を取り入れることを意識しろ」という言葉。
- 異業種と付き合え。
- 異世代と付き合え。
- 自分とは異質(性格や主義主張)な人と付き合え。
- 異性と深く交われ。(60になっても女遊びを辞めるな、という聞こえだったが)
- 異レベル(中小・大企業、民官、国内外問わず)と付き合え。
逆にこの習慣がない人は、激変時代に、いつまでも同質の人材を集め同じ商品に拘り同じ売り方をし、全く変われずに潰れていく、というような事をおっしゃっていた。
これが全てではないが、私個人としては全く同感であると同時に、むしろ同質で閉鎖的な空気を感じると体中がムズムズして気持ち悪くなってしまうほどだ。
我々夫婦(世代?)にとっては実に当たり前の話で無意識に実践している事だが、福岡の地場で生涯活躍している上の世代の経営者の中には、会社内でもモノカルチャーを是とし、私生活でも同じ事をやっている同志との付き合いが中心となっている人が多いような印象を受ける。(もちろん先々月お会いした大学理事長のように柔らかい人もいらっしゃるのも間違いないが。大概そういう方は海外留学などを経験して若い頃から沢山の「異」に触れている方だったりする。)
自分の知らない世界・経験していない異質なものを取り入れる際に拒否反応を起こすのは人の常。
自身の過去の成功体験に頼り、信じている価値観を崩せない、というのも。
「実績」以外は頼れない、というのもナチュラルな感情であろう。
私自身も、東京から福岡の移住に関しては実行するまで3年間位気持ちの整理などが必要だったし、実際にやってみるまでは、見えない事も多く不安だらけだった。直前にはマレーシアの友人を訪ね、田舎街に連れて行ってもらい現地の原住民大家族と時を過ごし、色々な意味で「異」に対する免疫力を強化しようとしたりもした。(それくらい、自分にとっては準備の必要な大きな変化だったのだと思う。)
がしかし。異を取り入れる事が自分をまた一回り成長させてくれる・変化に前向きに対応しながら自分のアイデンティティをしっかり持って日々を生きていく事で新たな自信に繋がる、というのを実感しているここ最近。昨夜の講演者の話はシンプルだが実に心に響く内容だった。
「頑なに1つの信念を貫く」事の重要さは上の世代の方々から常日頃学ばせて頂く事が多いが、
60代、70代の人物にたまにこうしてDiversityの重要性を説かれると、妙に「負けてられん」という対抗心が出てきてしまう。
彼らより若い頃から「異」に触れまくっている我々の世代は、「異」を取り入れる柔軟さが時代を生き抜く鍵になるという事を、証明していかなければいけない。伝えなければいけない人に対して。
旦那さんは早速、同じ土俵で柔軟さを勝負するに絶好の相手と交流会の場で出会っていた。旦那さんの父がサラリーマン時代に同じ会社でライバルだった唯一無二の戦友、その息子さんだそうだ。ライバルが同業会のナレッジを持ってそれぞれ独立。そして今その事業継承に励む息子達が、遂に顔を合わせた。
「お待ちしていましたよ。」という言葉で始まるなんとも言えぬ濃いcommunication。
世代を跨いで受け継がれる競争心。
私は当事者ではないが、ドラマチックな人間模様を見せて頂いているなぁと思う。
さてどちらの「異」が時代を生き抜くのか。私まで燃えてくる。面白くなってきたな~。
いろんな異質に接して生きるというのは、元気な人にかなり共通している要素なんじゃないかと思う。大物ほど、異質にオープンな感じ。大物だからそうなれるのか、そうだったから大物になったのか。それは分からんが。
投稿情報: maltambassaror | 2010/06/03 23:37
その方もびっくりするぐらい元気で、20代負けてるよ、というようなパワーを感じました。
異質にオープンでありながら、広がる器を支えるだけの強いコアがある。
あまりに柔軟に手を広げすぎてばかりでも器は広がるけどコアが立たないので、「腹をくくる」とか「腰を据える」ってのは事を成すための大前提なんでしょうね。
投稿情報: Sumeba-Miyako | 2010/06/04 01:57