7/5
22:30、なんとなくお腹が痛くてなかなか眠りにつけず、トイレに行ってみたり、階段を登り降りしてみたり・・・
ん、なんかおかしい。時計ちゃんと見始めた方がいいかも。(が、まだ甘くみている)
23:00、再びベッドから起きてトイレに行ってみると、今までにない強い痛みが。座ったまま少しの間動けなくなった。トイレにある時計を見て痛みの間隔を図ってみると4分!えーーーー!!!!
気付いた時にはもう「ウ~~」とうなるほどの激しい痛み。下腹部も腰も背中も。
やっと来たか。これは尋常じゃない。
痛みの間はうなだれたりしながら階段を上って、2Fで眠っている両親と、夫を揺さぶり起こす。
夫、この日はお客さんと飲んできていたので相当疲れていたらしく爆睡していてなかなか起きない。起きても事の大変さに気付いておらず寝ボケている。とりあえず夫はおいておいて両親が病院に向かう用意をしている間に、私は携帯で病院に電話。「もう立てないデス。」
「は~い、慌てないでゆっくりきてください~~。」(初産だから、なめている。なぜなら、初産は陣痛開始から分娩終了まで平均10~12時間はかかるので。)
23:30、夫もやっと起きて支度をしたので4人で車にのって病院へ。もう車に乗るのも一苦労。動ける時間がどんどん短くなる。車の中はもう意識朦朧としていて陣痛も2~3分間隔。それでも1回だけtweet中継。
7/6
0:10、病院到着。もう歩けなかったので車椅子で病棟へ。助産師のSさんに子宮口の開きをとりあえず見てもらうとまだ3cm。(10cmまで全開にならないといきめない)とりあえず分娩室の横の陣痛室へ。赤ちゃんの心拍+陣痛のモニターしながら、しばしほっとかれる。
その間、夫が助産師Sさんに持参していたCDを渡す。胎教でずっと聞いていたモーツァルト、クラッシックオーケストラ曲集、ソフロロジー分娩法の練習で使っていたリラックス系マタニティコンピアルバム、jazz歌手aikoちゃんの一番のお気に入りのアルバムなど・・・「どれがいい?」と聞かれて、とりあえず赤ちゃんが慣れているであろうモーツァルトが出てきやすいんじゃないかと思ってモーツァルトを指差す。
が・・・聴こえてきたのは図太く早いビート、えーーーーーーヨツウチ?!陣痛室、大爆笑。(*陣痛の真っ最中でも、痛くない間は余裕で笑えるのデス)モーツァルトじゃないじゃん。よりによって本番でケースにCDが入れ替わっているなんて。そんな茶番劇もありながら、結局クラッシック曲集に変えてもらう。
夫が付き添って背中をさすってくれて痛みを我慢していると、どんどん早いペースで胎児が下に降りてくる感覚があって、陣痛も1分間隔。内診してもらうと、子宮口(赤ちゃんの出口)は一気に8cm開いていた。
1:10、分娩室移動。「もうとにかく早く出てきて。」基本的にもうここからはそれしか頭になかったが、脳裏には、妊娠中から自分をサポートしてくださった方々の顔が1人1人浮かんでいて、それがとても心強かったのを覚えている。夫は終始付き添い、手を握り背中をさすってくれて声をかけてくれていた。
途中、へその緒が首に巻きついていたらしくなかなか進まなくて、赤ちゃんの心拍が50まで落ちた。(通常120-140位)助産師さんは慌てて私の体の向きを色々と変えて、より多くの酸素を赤ちゃんに送れるように酸素マスクをつけた。ソフロロジーのゆっくりとした長い呼吸を必死で続けていると、心拍回復、そして子宮口はやっと全開に。
そこから何回いきんだか正確には覚えていないが、陣痛の波は3回だったと思う。ヨガ呼吸の慣れのおかげか、ソフロロジー分娩法のリラックス瞑想の訓練のおかげか、最後は人生で一番の痛みを感じながらも目を見開いて落ち着いて力を入れることに集中出来ていた。
ツルリッ
2:26、無事に娘がこの世に誕生。(ちょっと小さめのホンギャ~~という声と共に)
待ちに待った命の誕生の瞬間、夫と顔を見合わせて、「やっと会えたね~」と言った。(気がする。)
その時、達成感というよりも、新しいスタートをきったフレッシュな気持ちだった。これからの日々へのワクワク感でいっぱい。「はじまった」という感じ。痛みも疲れも予想通り吹っ飛んでいた。
入院から2時間ちょっとの安産だったので、ちょっくら激しいスポーツをしたかのような爽快感が残り、スッキリとした感覚で2時間程わが娘と戯れた。私の両親も分娩室へ来て皆で記念写真を撮り、喜びを分かち合う。
9か月間、本当に手厚く私をサポートしてくれた夫は、妊娠・出産についてかなり情報収集し勉強してくれていて、産まれる瞬間まで一緒に乗り越えた感がある。関わってきた分、感動もそれだけ大きかったようで、ずっとずっと生まれたての娘を観察していた。
これを書いている今はもう生後4週目なので、痛みも苦しみも完全に忘れてしまっているけど、「2011年7月6日」の人生観のパラダイムシフトの衝撃はずっと残り続けるのかなと思う。
感情の動きは全て書ききれないけれど、大切な大切な宝をこの世に授かって最高にHappyな一日でした。
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