娘、嫁、妻、そして気合い

金曜から、私の両親が来福していた。

税理士さんの講演会があったので、それが終わって直に、私もまだ行ったことのなかった大宰府天満宮や＆九州国立博物館へ迎えに行って久々に親子で過ごす。父と運転を交代しながら、福岡市内から糸島へ移動。



土曜には糸島半島全体を観光。
芥屋海岸では旬の岩ガキを堪能して遊覧船に乗り、昔家族で同じような風景を見た旅行の思い出話などしていた。海を一緒に眺めていると、父がダイビングしている写真が飾ってある実家の部屋や、大嵐の中旅行して車ごと波に襲われそうになった思い出など、遠い昔の記憶が蘇ってくる。今も彼らの娘なのは間違いないが、嫁に行った後の娘という感覚はやはり微妙に違う。２つの全く違う世界の間にある扉にいるような感覚。むむ。いつまでも真ん中の扉にいられるのだろうか。
福岡が一望できる福岡タワー（東京タワーに次ぐ高さだというのを初めて知った。）にも登った。
夜は家族2代3カップルで食事。
終始愛のある苦言・提言が飛び交い白熱していたが、気づき→自己反省→改善のための意気投入になった。
未だあまりに無鉄砲で危なっかしい娘兼嫁に、大人達がハラハラしている・・・。情けない話。

人間はやっぱり、”人と人との間”に存在するものだと実感する。
ニュースなどで孤独死の悲惨さを目にしたり、マレーシアの田舎町で大家族と過ごした時にも感じたが、家族が異世代で一緒にいられる時間をもてるのは本当に幸せ。

たった1～2日間でも自分の中の「娘・嫁・妻」というIDが重なる時間は、意義深かった。

空港に両親を見送った帰り、お陰様でとてつもない危機感に襲われて夫とオフィスで仕事。
初歩的なミスで取り掛かっていた仕事が流れたが、徹底的に考えたおかげで使えるアウトプットが生まれた。
気合いさえ入っていれば、ちょっとの「がっかり」も一瞬でポジティブ思考に。
「気合い」という言葉はなんだか根性論色が強過ぎて肌馴染みがなかったが、夫の一声で感情垂れ流しモードになった脳がピシャッと音を立てるように切り替わる合図のような言葉になった。心技体をふるって「気」を一点に「合わせる」。そんな風に理解しているが、書いていても気持ちが引き締まる。キュッと引き締まった週末だった。

Comments

[投稿情報: らーさく]

気合という言葉、見直した！わたしも試してみまーす。

[投稿情報: maltambassador]

この牡蠣はすごいな。でかすぎて刺身になってるわけ？

[投稿情報: Sumeba-Miyako]

らーさくさん

是非！
言葉による切り替え、体を動かす事による切り替え、重要ですね。
掛け声がやたら多い夫を見習いました。

[投稿情報: Sumeba-Miyako]

maltambassadorさん

絶品でした。20cm位あってズルズルは吸えない大きさで、刺身でも１キレが厚く食べ応えがある。1200円、値段に納得でした。

[投稿情報: yoko_mi]

昔からは想像出来ない穏やかぶりに
両親びっくりしたんではないのかしら
意外と九州があってるのかもね？

[投稿情報: Sumeba-Miyako]

yokoちゃｎ
同化してる部分に関しては驚いていたよ。

九州が合っているかと言うとそれは疑問だけど
「田舎暮らし」の環境に思い切りいい影響を受けているのだろうね。