外部へ向ける視点を忘れない

先日前職の先輩Ｓさんのお誘いで「人」に関わる仕事（大きくくくってＨＲ業界）という共通点を持つ若手達と会った。

東京や地方での人材流動や企業の採用状況、外国人人材の登用状況、外部でそれを支援するサービス業の動き、etc、仕事に熱心な若手の何気ない話しの中から、それらをholisticに感じていたのだが、 彼らとの時間の中で、東京にいた時からの自分の変化というのも実感。

人が集まる場所での観察ポイント、逆に意識がいかなくなるポイントというのも刻々と変わっていっている。
ものの見方や信じている価値が自分でも恐ろしい程に劇的に変わっている事が一瞬不安に思えたりもするが、日々見守りご指導してくださっている人々のおかげで、不安は一瞬で自信に変わったりもする。

ここ最近６０歳以上の人物との交流が多いせいか、自分の対人モードが凝り固まっている事に気づかされる。
やはり異に触れないと、すぐに固まってしまう。。自己のアイデンティティがぶれないのは大事だが、「良いもの」は積極的に外部から吸収する事が出来るように、自分を柔軟にし続けておかなければならないとも思う。グローバルスタンダードや国内他地域の動きなども、アクセス出来る情報で知っている気になっていないで、目的を定めて自分の足で動いて感覚で捉えていく機会、これもまた大事。（家庭もあるので出来る範囲で・・・）

30代は、腰を据えた場所でやるべき事をぶれずに追求する事に重きを置こうと思っているが、無理に外の情報をシャットダウンする必要なんていうのはない。地域での活動と同時並行で、今、自分達の地域以外で何が起こっているか、自分の5勘で体感していく機会も作っていく、それを忘れないでいたい。
自分達のやり方に固執しすぎて発展出来ないという状態を破るには、歴史に学ぶと同時に、質のいい情報感度を磨いた上で世界や他の地域へ視点を向けるのも必要だと思う。いいインプットがあれば参考にして「さて自分の居る場所で何が出来るか」を考えて行動する。こんなサイクルで活動を持続していきたい。

昨今の厳しい環境下で、地域に根付いて活動していく人材が「外」に知を求める事に対するソフトな投資は、profitが見込めない限り組織では極力カットされがちだと思うが

「個人」としては、地域での活動に活かせる知や脈を外部に求める動きは、するもしないも自由。
こういう自己投資は積極的にやっていこう。

Comments

[投稿情報: massappuz]

外部への視点閉ざして密なネットワーク作ってしまうと、その枠外からの評価低く創造性が低くなる。分散性、多様性はネットワーク理論の観点からも有効だな。

[投稿情報: Sumeba-Miyako]

外を見るなという密なネットワーク集団でのプロジェクト経験があるけど、どうしても表面的にしかそこの価値観に染まれなかった。
分散しても多様なものに触れても、必ず所属する枠内でアウトプットし続けられないと結局何も出来ないというのに気付くまで時間がかかったよ。若き幼き20代…。