山奥暮らしの冬越えは過酷である。
年末から1月いっぱい、この森はまぁよく雪が降った。
雪雪雪・雨雨雨
ガーデンからも森からも鮮やかな色彩がなくなった。テラスに出て作業するのも頻度ががたんと落ちる。かろうじて秋に植えた葉物(レッドキャベツやレタスや小松菜)がしぶとく生き残っていたのでチョコチョコ収穫してはサラダに入れて食べたり。ハーブ園はとりあえず寒さが厳しくなる前に全て収穫してジッパー袋に入れて冷凍保存しておいた。ミニチュアローズはなぜか雪の中でも美しいピンクの小花を咲かせていた。
春夏秋と、色とりどりの草花や鮮やかな昆虫や生い茂る緑に埋め尽くされていた家の周りの環境の記憶を、写真を眺めたりしながら思い出し、「明るい糸島」に恋焦がれる毎日。
自然と近くに存在していると、その変化にダイレクトに影響を受ける、というのを四季を経験してみて痛感。厳しい寒さに体は縮み気分は落ち込み冬眠でもしたくなる。
北海道とか北陸地方に比べたら楽なもんだけど、雪対策も経験が少ない為大変。
・夜中車に積もった雪が朝凍ってて前が見えないので、出発時にはお湯をボウルに入れて雪を溶かす
・玄関が凍ってしまってツルツルと転びそうなので、竹パウダー製造者からのお勧めで玄関階段に大量に竹パウダーを撒いてみて雪解けに挑戦するも・・・失敗。笑 (乳酸菌が発酵して発熱するっていう原理は氷の上では無理だったようだ・・・そりゃ何に反応するのって感じだ。野菜を漬けると1日でかなりの高温になってあんなにぐにゃぐにゃになるのに。)
・車のタイヤチェーン購入、装着して坂道を登り下りしても、フラフラして怖くてしょうがない。
衣食住も、都会マンション生活より更に寒さと戦う工夫を強いられる。
・灯油ストーブ+床暖房+室内暖房+全身ヒートテック+耳あて+モコモコ靴下、これでも寒い寒い
・体が冷えない食を意識する。(北の国で獲れる食材、冬に収穫する食材を選ぶ、豆類・根菜類・海藻類を多く摂る、トマトナスなど冷える野菜は加熱調理で陰陽を変える、刺身などの冷たい料理は控える、南国の果物は控える、コーヒーや緑茶のカフェインを摂らない、etc。。)
・夜、完全防寒で夫と森をジョギング
・ゆっくり温泉につかってヨガをして寝る
なんせ妊婦なので体を気遣ってばかりいて慣れない冬越しに精一杯。
もやしっこには結構つらい季節。。。しかし。去年は夏の猛暑に慣れいくらか暑さに強くなったから、きっとこの冬越しは確実に生命力をアップさせるだろう。
冬野菜は体をあたためるっていうね。よくできたもんだ。夏野菜は体をクールダウンするっていうし。ほんとによくできてるな•••。白菜とか、とくにいいみたいよ。寒さに耐えている野菜には、寒さに耐える何かが入っているのだろうか。
投稿情報: maltambassador | 2011/02/05 23:18
maltambassadorさん
よくできていますよねぇ。
野菜達が気候や四季に合わせて成分を変えるというよりは、
気候風土に合わせて、長い歴史をかけて人類が生き残るために選んできた食材が
その土地に残っている、という考えが私は一番しっくりくるかなぁと思っています。
あまり科学的根拠は証明されてないみたいだけど。
投稿情報: Sumeba-Miyako | 2011/02/07 01:03